分譲地と宅地の違い 

2022.05.22


広告などに掲載されている土地は
「分譲地」「宅地」など記載されていますが

どういった違いがあるのか悩まれる方もいらっしゃるかと思います。

「宅地」と「分譲地」はどちらも
家を建てられる土地であることは同じです。

では何が違うのか、それぞれの土地の違いについてご紹介していきます!







宅地とは?


「宅地」とは、土地の登記記録に記載される「地目」の種類のひとつです。

「地目」とは土地の利用状況により区分したもの。
(宅地のほかに畑、田、公衆道路などがあります)

「宅地」は建物の敷地として使用できる土地で
基本的に家を建てる事ができる地目は「宅地」のみです。

メリット

①購入できる土地の範囲が広がる

分譲地以外の土地ならある程度、広い土地も売りに出される為
分譲地以外の土地で探した方が広い土地を見つけやすいです。

②近所の様子があらかじめ分かる

分譲地ではどういった人が近所に住むのかわからない不安がありますが、
宅地ではあらかじめ近所や地域の様子を知ることができます。


デメリット

①境界が曖昧な場合もある

建前としては、土地や道路との境界杭が図面通りあるはずが、
行方不明になっていたりと
隣家との境界が曖昧になっているケースがあります。
契約後、確定測量をして面積が減る可能性も。


②造成費用がかかる場合がある

造成が必要な土地の場合、傾斜がある土地であれば平坦にしたり、
隣家や道路との境に段差があると
擁壁を作ったりと造成費用が別途でかかります。


③インフラが整備されていない

インフラが整備されていない場合は別途費用が掛かります。

・新潟市はガスの引込無料
・水道引込 30~60万円程度かかる
・下水は受益者負担金 1坪あたり約1,000円
(※土地に対して1度だけ賦課されるもの。1度負担すれば再び支払うことはありません)



分譲地とは?



分譲地も宅地の一種ですが

不動産会社やハウスメーカーなどが
土地を住宅用に区画整理(細かく分けること)して
家を建てたい人に販売される土地のことです。

1区画だけの販売もあれば、10区画以上の販売もあります。

メリット


①インフラが整備されている

分譲地は住宅を建てることを前提とされている為、
水道・ガスなどの引き込みがあらかじめ整備されています。

土地代金に設備費用が含まれているため、初期費用も計算しやすいです。



②境界が明確

境界が明確の為、土地の範囲について近隣地とのトラブルが起きません。



コミュニティが新しく馴染みやすい

分譲地は子育て世代に人気があり、同世代の家族が集まりやすい為
近所付き合いがしやすいというメリットがあります


④整形地である

分譲地は業者が区画整理を行っているため、
統一感があり、土地形状も整っているので
敷地全体を有効活用できます。


デメリット

①広い土地があまりない

分譲地の面積は多少の差はありますが、大体同じ大きさとなります。
大きさは40~50坪が一般的で、
分譲地は広い土地があまりありません。

面積の兼ね合いから駐車2台以上欲しくても
1台分しか確保できないなど妥協しないといけない可能性もあります。








今回は「分譲地」と「宅地」は
どういった違いがあるかをご紹介しました。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが自分たちに向いているのか
土地探しの際は是非参考にしてみてください!